2012年12月30日日曜日

Year in review.

Year in review.

今年の振り返りなど。
見るもんじゃないと思ってた。

なぜなら今の自分は
本当に中身の空っぽなカスのような人間だから。

けど。

公私ともに本当にカスみたいな自分にも
きちんと大切にしたい思い出はあった。

いつのまにか自分独りでも
結局はなんとかなる、最後はなんとか出来る、
と過信し、大事なことを後回しにしたり、
逃げたりする癖がついてしまっていた。

結局最後は自分が苦しくなるだけなのに。
結局全部自分に返ってくることはわかっているのに
いまさえよければそれで良いと。
最後に帳尻が合えばそれで良いと。

行き当たりばったりで
後先のことを何も考えていない。

そこらへんをほっつき歩いてる
チンピラと同じく刹那的な生き方。
薄っぺらい人生。

唯一チガウのは、守ってくれる家族や
同僚や先輩後輩が「まだ」居てくれることぐらい。

人のやさしさに甘えているだけ。
自分ではなにも責任を取れやしない。
そしていつまで続くか分からない。

そんな生き方には心の余裕などなく、
常にどこか後ろめたい気持ちと焦燥感しかない。

それでもここに写っている笑顔や
幸せそうな瞬間はすべてその生活の中から
切り取った正真正銘の感情だった。

今の自分の中にある全ての膿を出し切って
善き人生に戻りたい。

喧嘩や不一致なんて当たり前だ。
人は1人1人まったく別の生き物だ。

嘘、妥協、逃避。
俺の人生から消す。

駄目なもんは駄目。良いもんは良い。
心の底から自分の考えていることや
思っていることを伝えていくことにしよう。

本当はどう思ってんの?
本当は何を言いたいの?

感情的なぶつかりや叱られること、
悪く言われることや考え方の不一致を恐れて
どこか自分の本当の気持ちに嘘をついて
誤魔化しつづけ逃げてきた。

たとえ嘘をついてうまくいったとしても
結局薄っぺらい喜びが返ってくるだけだ。

本物の喜びを知っている人間が
誤魔化したり逃げたり、嘘をついたりすることはない。

恐れや批判や否定を乗り超えて
万人を前にして自信を持って言えることしかしない。

≪人間の七つの大罪≫

日本語 ラテン語 英語
傲慢  superbia pride
嫉妬  invidia envy
憤怒  ira        wrath
怠惰  acedia sloth
強欲  avaritia greed
暴食  gula        gluttony
色欲  luxuria lust

カスはカスなりに
真正面から生きていくしかない。



2012年12月27日木曜日

My family gone to Nobeoka.

The last dinner with my wife,my son Itaru and my daughter Sora.


昨晩は、家族4人揃っての年内最後の日だった。
しばらく僕の妻と2人の子供たちは実家の延岡に帰るからだ。
Yesterday was the last day for me to be with my family in this year,
because they go back to Nobeoka for a while.

仕事が終わって帰宅すると、いつも
子どもたちの大きな笑い声が聞こえてくる。
Whenever I go back home,
I can hear the sound of laughter comes from the room. 
昨日は特によく笑っていた。
They laughed often last night.

そして身体がきついのにカカワラズ、
仕事帰りの旦那と一緒にごはんを食べようと
あったかいごはんをこしらえて待ってくれている妻が居た。
My wife made a hot dinner in spite of her sickness.
And they waited for me to eat together.

台所で妻と話しているうちに
勝手に涙が出てきた。
When I talked with my wife,
tears floweddown from my eyes.

いままで僕が出来なかったこと。
妻に我慢させてきたこと。
子どもたちのためにできなかったこと。
自分のことしか考えてこれなかったこと。
I cried because I realized what a hopeless man I am!
I looked back what I couldn't do,
what I made my wife endure,
what I couldn't do for my sweet children,
and what I thought about only myself.

そして一緒にごはんを食べた。
しばらく帰ってこない家族といつも以上に時間をかけて。
I had a longer time to eat dinner with my family than usual.

とても楽しい時間だった。
We had a good time.

子どもたちは眠くなってすぐに布団に入ったが
今日からしばらく冷たい布団でひとり眠ることになる。
My children went to bed soon,
and I have to sleep lonely in the cold bed from tonight.


年末年始とすぐに時間が過ぎるだろう。
Time will fly like an arrow at the year-end.

年が明ければまたいつもどおりの業務や情報に流されて
自分の価値とか自分の立ち位置とかゆっくり考えている暇もなくなるだろう。
I won't be able to consider the stance or the value of me,
because I'll go with the tide of works and a lot of information
at the beginning of the year.

できるだけ1人でいる間に
これからの人生や仕事との向き合い方、
家族との時間の過ごし方、について自分の主義やスタンスを
固めておこうと胸に決めた。
I decided to strengthen my belief and stance about
how to face the future life, works and family
as possible as I can in this lonely time.  



2012年11月27日火曜日

What I feel today.

La familia.



今日はひとつ深く心に刻んだことがある。
Today, I took the lesson to my heart.

俺はいま、日々体力のあるかぎり働いているけど
いつ事故に遭うかはだれにもわからないなと思った。
I work as possible as I can everyday,though,
I think nobody can tell when we meet with an accident.

それは俺の身に起こることでもあるし
妻の身に起こることかもしれない。
It may happen to me, and my wife...

娘のそらや息子のいたるの身にも
起こる可能性はある。
It may happen to my daughter Sora, and my son Itaru...

ならば。
If so...

毎日後ろ向きな気持ちで生きるよりも
やるべきことを全部やって、体も心も充実させて
家族で支えあって生きていかないと。
I think  I shouldn't live with a negative attitude,
but I should live a full life by helping each other
with my family and by doing what we have to do.

言いたいことや伝えたいことも
相手に伝えきれないこともあるかもしれない。
I may not be able to say and tell
what I want to tell to my family.

いくら仕事で遅くなった夜も
いくら仕事で早く出て行った朝も。
No matter how late at night by the work,
no matter how early in the morning by the work,

日々伝えていこうと思う。
I try to tell everyday.

これからも日々喧嘩しながら、
お互いを思いやって生きていこう。
I'll keep quarreling with my wife but
live the life with thinking of my family.



2012年10月1日月曜日

Getting 30.

A gift from wife. JAMESON the whisky I love.


さて。

昨日2012年09月30日は
僕の30歳の誕生日でした。

メールやメッセージを
下さった皆さん。

こんな野郎に温かいお言葉を
下さり誠に有難うございます。

30歳というのは僕の中で
1つの節目かと思い。
少しだけ決意表明を
しておきます。

昨日は久々の大型台風が
関東にも直撃するという
大変な一日であった、
にもかかわらず。

applimという学生団体が
主催するマーケティング
プランコンテストのKickOff
当日でもありました。

コンテストのテーマは、
デジタル×リアルな体験。

学生がテーマに沿って面白い
プロモーションを企画する、
というものです。

そのキックオフイベントの中で
銀河ライター河尻さん
スッキリと話をされてました。

『いま何故リアルな体験か?』

曰く。

情報過多↓
情報価値の相対的低下↓
体験価値の相対的上昇。

の流れの中で。

情報=コンテンツの提供
のみでは価値が薄れてきた。

体験=その人だけの自分ごと。
を提供することの価値が
益々高まってきてると。

Digital enpowers Real.
というキーワードを取り上げ
あらゆるコミュニケーション
施策において、いまは
デジタルからリアルな体験まで
突き抜けることが要求される。
と。

分かりやすいお話でした。

デジタルからリアルまで
ぶっ通った事例として
Google Chrome × 初音ミク


が挙げられ、Everyne, Creator.
というGoogle Chromeの
メッセージを紐解き。

これからは、
誰でもアイデアを
実現できる時代。

みんなが作り手になれる
時代なんだよと。

そして。
Everyone=You.
という解釈を頂いた。

お前がつくれよ。と。

学生の皆さん。
頑張っちゃいましょう。


ひるがえって。

僕も昨日30年目を迎え
これから一人のオリジナルな
人間として立つために。

1つだけ、心に強く
決意したことがあります。

それは。

『ぶれない』
ということです。

Everyone, Creator.
だれでも出来ちゃう時代に。

Nothing, but Me.
だれもが出来ない
自分だけの生き方を。

日々新しいtechnologyが生まれ
加速度的に情報が生み出される
時代において、何が本質か。
何が本質的な価値か。

それらを見抜き、内外に惑わされず
自分なりの道筋を創り上げていく。

そうするためには
自分らしく突き詰めてくことが
なんにもまして重要かと。

仕事、
家庭、
自分。

どちらかというと
感情に流されやすく、
情報に流されやすい僕が
これから一人の男として
しっかりと立つために。

『らしさ』は残しながら
ストイックに突き詰める。

突き詰める、ということは
もうこれ以上無いほど
考え、悩み、笑い、
怒り、泣き、楽しみ、
全力で生きるってことです。

感性と理性の2つを以って
強く生きていこう、
そう心に決めました。

♥×thinking.

みなさん、
引き続き何卒宜しく
お願い致します。

追伸→→→

そんな中。
今日の内定者研修の後。
サプライズで嬉しいギフトを内定者のみんなから戴きました。


こんなことは人事をしてきて3年目。
初めてのこと。

温かい気持ちを持ちあわせた若者たち。
30代の出だしを気持ちよくスタートできます。

本当にありがとう。

2012年9月26日水曜日

Nothing for now.

本質を掴むチカラ。
Grasping the inner meaning.

まとめるチカラ。
Getting my ideas in shape.

自分の考えとアイデア。
My own thinking & idea.

いまのところ
なんもない。
Nothing for now.

気持ちだけじゃ
だれも動かない。
The emotion can't move the people without those.


2012年9月13日木曜日

¿ǝq oʇ ʇuɐʍ ı op ʞɔnɟ ǝɥʇ ʇɐɥʍ



猛烈な後悔をした後の
1日が過ぎた。
After I deeply regretted,
the day has gone.

考えた結果。
目の前のことを
猛烈に頑張ると決めたのだが。
After thinking about several things,
I decided that I'll never compromise.

今夜はとある先輩に
仕事の話をちらと聞き。
また考えた。
Tonight, I talked about works
with my seniors, and think about again.

仕事の話からはじまり。
おれの後悔の話。
先輩の同じ歳のときの話。
最近のネタ。
We talked about works at first,
my regret,my senior's works at the same age,and recent goods.

長い時間をかけて
話してくれた。
We spent much time.

おれがイチバン
考えてないことを
ずばり指摘された。
He pointed out what I didn't think at all.

いったい何を目指してるのか?
何になりたいのか?だ。
Where will you be?
What the fuck do you want to be?

そうだ。
おれはここまで決めずにきた。
Yes. I've never decided it till now.

流れに身を任せてきた。
だから昨日も夜中の2時に
独りで正座したりした。
I've gone with the flow.
And so, I sat properly alone in my room till 2 a.m. last night.

営業で面白い仕掛けをしたい。
課題を解決しまくりたい。
I want to outsmart anybody with good plan, 

and to solve the problem sooo much.

イカしたコミュニケーションを
イカしたメンツで創りたい。

I want to create brand new communication with tight members.

とか。

or...

広告とかじゃなくて
新しいビジネスを創りたい。
新しい仕組みを生み出したい。
事業計画とか構想したい。

I want to create brand new business not ad.
I want to produce the new business model.
I want to draw up a brand new business plan.

とか。
and so on...

だから。
どちらにも必要だと思って。
情報の渦に身を任せてきた。

So, I gave myself up to tide of information.

イケてる企画。
イケてるデザイン。
イケてるアプリ。
イケてるビジネス。
イケてるスタートアップ。

Tight Plan.
Awsome design.
Neat application.
Impressive Business.
Sweet Startups.

自分がイケてると思う話は
自分なりにチェックしてきた。

I've been checking as I could what I think tight.

ただ。
自分の身になってるかといえば
そうじゃない気もしてた。

But I'm afraid that I wasn't what I ate.

何故なら自分が
本当は何になりたいかを
本当は何をしたいかを
決めていないからだ。

Because I don't decide where I will be,
and because I don't decide what I want to be at all.

そんな中途半端な野郎が
本当に必要だと思う情報を
判断できるわけがない。

It's impossible for such a lame bastard to judge 
what is the most important goods.



YOU NEED HEART TO PLAY THIS GAME
気持ちがレイムじゃモノホンプレイヤーになれねぇ。

そして。
営業を数年やってから
事業構想とか言っちゃって。

And I said like “I want to plan brand new business 
after working as account for few years”...

いまイケてる営業は
クライアントビジネスの
事業計画にも口を出せる
営業だろうがよ。

Tight account has a word to say about client business, you know?

発想がそもそも違うんだから。
広告はマーケティングの
はしくれってこと。

The idea isn't same at all to begin with.
Ad business is a part of The Marketing.

クライアントと話せるのは
ビジネスの話が出来る人間。
Only the tight who has a word to say about business can talk to client.

ならば。

Then...

コミュニケーションの
企画もきちんとできて。
クライアントビジネスに
きちんと口も出せる人間。

The man who is able to plan neat communication structure, 
and has a word to say about client business is where I'll be.

人事とか営業とかプランナーとか
仕事のカタガキじゃなくて。

Not the title such as “HR”,“Account”,“Planner”...

おれがなりたいのって
やっぱこれなんじゃねーの。
That's exactly what I thought.

自分で決めた目的のもとに
ストイックに動くと
昨日決めたから。

I decided never to compromise and 
will do what is based on my purpose, so...

そうなると集める情報や
話す相手も決まってくるよね。

I'm sure what to gather and whom to talk is.

新入社員でも
考えるようなことに
いまさら改めて気づくとは。

Too late do I realize what even new recruits think about...

いかに問題意識なく
漫然と日々を過ごしてきたか。
What on earth have I ideled my days away....

今日も独りで正座だな。

I've got to sit properly alone tonight again...

2012年9月12日水曜日

Athletic.


30手前にして
黙るしかなかった。
Just before getting 30 years old,
I couldn't say anything.

完全に圧倒された。
I was entirely overwhelmed.

そして思い出した。
And I recalled.

悔しいから。
嫌われても。
誰よりも練習した。
I practiced much harder than anyone else 
even if I got disliked by everyone, because I didn't want to lose.

誰かの為じゃなくて
It was not for anyone else,
全部自分の為だった。
it was completely for me.

あまさや誘惑なんて
気にも止めなかった。
I didn't care about any temptations.

だせェし全部無駄だと
思ってたから。
Because I thought it's so lame and useless.

だから迷わなかった。
So, I didn't get lost.

何時の間にか受け入れてた。見失ってた。
But I contented myself with my days 
and lost my way before I knew...

悔しいと思うことを。
...without feeling vexed.

アスリートと同じく。
In the same way as an athlete,

金輪際一切の妥協を許さず
厳しさを求めることにする。
I'll never permit compromise,
and demand strictness.

2012年8月27日月曜日

Jazzy formation.

Jazz Session.


Internshipとアメリカで学ぶ後輩と
社内セミナーから。

「らしさっ」
なんだろうね。

ってことを少し考える
きっかけを与えられた。

いまを出し抜くために必要なのは、
InnovationとかDisruptionとか
During action reviewとか。

色々な言われ方をされるけど。

『何が愉しいか、何が面白いか、
何が哀しいか、何が苦しいか。』

その他無数の判断軸や基準を、
様々な人間と接し、話し、聞き、考え、
自分の中に創り上げていくこと。
とか。

ぼくは思ってる次第。

その際自分と異なる判断軸や基準に出会うと、
悩みや悔しさや情けなさなんかも生まれるだろうし、
同じく喜びや嬉しさ、希望なんかも生まれるんだろうけど。

結果それらは、自分の信念や志となり、
自分の人生を切り拓いていく際の武器になるんじゃねーか。
と。

それが自分らしさ、
とか言われるもんじゃねーか。
とか。

企画の考え方、世界の見方、
身体の創り方、お金の稼ぎ方、学問の学び方。

山ほど方法論が説かれてる。

でもさって。「どうやるかより何をやるか」
と改めて思い返した次第。

ならば。
自分が何を見て、聞いて、話して。
自分が何を食べて、学んで、思って、考えて、目指すのか。

日々の思考と行動の積み重ねのみが
人格や人を創る
のだと思う。

頭脳。Think.
身体。Action.
精神。Spirit.
覇気。Drive.

そうやって自立した人たちが掛け合わされるとき。
独りでは到底辿り着け無い思考や行動に到るんじゃないか。

そう。まさに“Jazz”
様々な技術やエネルギーや情熱を持ち合わせた
演奏者たちが集まってひとつの調和を生み出そうと
即興でお互いの音を奏でていくスタイル。

“Jazzy Formation”
そんな人たちが即興的に集まっては
sessionしながら一つの調和を生み出していく組織。

広告ビジネスでも電通BIMとか。
「総合→統合」とか。
よりシームレスでintegratedなソリューションを目指すとともに。
組織や仕事のプロセス自体もガンガン適応させようとしてる。

一方。
自分を含め、取り巻く人、組織、国。

物事の本質的な価値や意味を
見ないことにした思考と行動ばかり。

それらは少なくとも
自立した人たちが積み重ねたものではない。

政治/教育/経済/ビジネス/社会システム然り。
思考と行動を放棄してるのと同じ。

便利なツールやテクノロジー、
他人の方法論、過去の偉業、
アイデアに頼るんじゃなくて掛け合わせる。

頼るだけなら、その度に自分の思考と行動を
捨ててるってことと同じだと。

強く認識しておいた方がいいみたいだ。

今までにない問題に出くわしたなら、
今までにないことで出し抜くしかないんじゃないの。

役割を見いだせない人には居場所がなくなる時代。 

広告じゃないところにマーケティングニーズが
移っているのに。多様性の欠如。年功序列?
固まった組織を壊せない風土。

個人も組織も役割を見つけるためには、
どんな些細なことでもいいから
考えたり煮詰まったりしてる場合じゃなくて。
とにかく一歩踏み出さないとヤバいって。

Jazz Sessionに加わるなら
まずはオノレから。Think×Action×Spirit×Drive.

そのうえで多様性を受け入れる努力。
環境の変化に都度即応しながら
マニュアルをぶっ壊していく。

その思考と行動の積み重ねは、
やがて組織の文化や風土を創っていくのだと思う。



ってことで!


僕が一番好きなJazzを♪





2012年8月23日木曜日

Sora Story 3.


2012年8月22日(水)。
娘の昊(そら)が3歳になりました。

この日はなるべく早く帰ろうと思っていたのですが、
会社を出たのが18時過ぎ。

そしてそこからが長かった。
帰宅は21時前になってしまいました。

僕が帰ったときにはすでに
そらちゃんも弟の到路(いたる)くんも爆睡。

せっかくこの日のために、と嫁さんが創りあげたケーキも
みんなで食べようということで待っててくれました。


さて。その間のお話を・・・。


前述のとおり。
娘はここのところ毎日Toy Story1~3を観ていて、
中でも主役Woodyの仲間、カウガールのJessieが大好き。

どうにか映画の中に出てくるJessieそのものを
手に入れられないか、親父としてできることはすべてやり尽くしました。

髪の毛が赤い毛糸で出来た、日本語を話す、
映画サイズそのもののJessieを探して。


まずは全国のToys“R”usさんに問い合わせ。
2010年に発売されたが、すでに完売。

続いて、発売元のタカラトミーさんに問い合わせ。
ここでもすでに完売。

かわりに“どこか地方のおもちゃ屋さんの
店頭に並んでいるものが運よく見つかること”をお祈りされた。

そして、次に。
僕の兄や友達などが広く呼応してくれた。

が、結果。
マニアショップのネット通販か、中野ブロードウェイにて
神頼み的に探すしかない、ということになった。

僕の「娘の希望をかなえてやりたい」
という気持ちはここでは折れなかった。

ここまできたら!ってことで。
ディズニー本社のTOPに直接聞いてみようということで
メールをお送りした。

しかし、メール文面が長すぎる、ということで
あっさりとはじかれてしまった。

じゃあ。ということで、Pixar本社にもtweetしてみた。
が、音沙汰なし。

あまりにもハードルが高いのか…。

そらちゃんには「?」と思われるかもしれないが、
髪の毛が「プラスチック」のJessieでもいいのかもしれない…。
そう思い始めた。

全ての望みが絶たれる可能性が高いため、

地元のToys“R”usさんに
「プラスチック」のJessieを買いに行ってくれ、
というお願いを昨日の午前中に嫁さんにしておいた。

・・・。

数時間後、嫁さんからは「地元のToy“R”susにも無い」との電話が入る。
んなばかな。昨日まであったじゃねーか!そう思った。
しかし本当にタッチの差で地元でも売り切れてしまったようだ・・・。

と同時に。

同期のひとりが、Walt DisneyJapanに知り合いがいるから
聞いてくれているという。

実際、厳しいだろうな、と思いつつ藁にもすがる思いで
「是非!」とお願いをしていたハナシだ。

誕生日当日、つまり昨日の午後。
その同期からも「無い」というお返事と
Walt Disney Japanの友人とそのお母様からの
メールを送ってきてくれた。

(以下、抜粋)

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会社の商品部に聞いて、パーク内店舗に
商品の在庫があるか聞いてみたところ、
はっきりとは分からなかったものの、
おそらくパークで取り扱っている
ジェシーは髪がプラスチック製のもののようです。

生産中止となった商品を在庫補充できないのにパークで
売り続けることも考えられません。

というわけで、やはり髪が毛糸のものとなると、
US製のものしか今は流通していないと思われます。

日本製のものなので、直接タカラトミーか、
ディズニージャパン(うちとは別会社)
に問い合わせるしかなさそうですね
(とっくにしているかもしれませんが)。

というわけでお役に立てずにごめんなさいね。

うちの子も、今はカーズにハマっているので、
同僚の方のお気持ち、よくわかります。

今日ブログ読み返してたら、今日がまさに誕生日なんですね。
よいお誕生日を迎えられることをお祈りしています。

これもとっくにご存じだとは思いますが、
TDSでトイストーリーのアトラクションが
この夏オープンしました。
夏休みとあって4-5時間待ち
というとんでもない混みようですが、
夏休みが終わった9月上旬ごろならかなり空くと思われるので、
ぜひ遊びに来てくださいとお伝えください。

3歳の子でも、十分遊べる楽しいアトラクションです。
---------------------------------------------------------------------

「まじでありがてえ」

そう思った。
友人とはいえ、見ず知らずの同期のためにここまでしてくれるとは…!!!!!

そして。

「ぜってートイ・ストーリー・マニア!行く」

そう思った。
やっぱりあったかい会社、あったかい人たち。
だぜ。ディズニーさんは。

・・・。

「やばい。再度プラスチックJessieを問い合わせねば」
近くのお台場店にあると思っていたが、無く。
池袋と横浜のいずみ野にしかないという。

会社の帰りにプラスチックJessieを買いに行くことになり。

会社を18時過ぎに出て。
池袋サンシャインまで猛ダッシュ。Jessieをゲット。猛ダッシュで帰宅。


帰宅は21時過ぎ。
娘は爆睡していた。

帰宅後すぐにJessieを渡して
喜んでもらいたかったが遅かった。

ハラハラしながら待ってくれてた
嫁さんと一緒に晩御飯を食べて。

そらちゃんが起きるのを待っていた。

21時半ごろ。
そらちゃんがにわかに起き出し。というか起こし。


「ほら!そらちゃん!誕生日プレゼントがあるよ!」
と言いながら包装を丁寧に外してそらちゃんに渡すと。

「うあ。じぇしーがおる。」と寝ぼけながら言ってくれた。

その後、ゆうっくりと意識がはっきりしてきたのか。
素敵な笑顔と笑い声をぼくと嫁さんに見せてくれた。


プレゼントしたJessieは髪の毛が毛糸じゃないけれど。
もはやそんなことはそらちゃんにとってはどうでもよいことのようだった。

いろいろとJessieに話しかけたり。
一緒に踊ったり、歌ったり。


とっても気に入ってくれたようで、
満面の笑顔で、嫁さんが丹精込めて作ってくれた
お誕生日ケーキもみんなで堪能した。


誕生日会の合間。
嫁さんがそらちゃんに聞いた。

「おおきくなったらそらちゃん何になりたい?」と。

すかさず。

「そらちゃん、じぇしーになりたい!」と。


ケーキを食べるときにはJessieと一緒に自分の椅子に座って。
寝るときにはJessieと一緒に布団に入って。

思った以上に。
そらちゃんはJessieを
大切にしてくれそうな気がした。

というか。

Jessieを「おもちゃ」ではなく、
大事な「たからもの」にしてくれる、
大切な「おともだち」にしてくれる、
“優しい気持ち”と“豊かな想像力”を持ってくれてた。

まっすぐ。素直に。
気持ちの良い人間になってくれれば。

そんなことを思いつつ。
少し笑った小さな寝顔を横目で見ながら。
一緒に寝ることにしました。

*****

遅くから始まった誕生日会ではあったけど。
笑顔や笑い声の絶えないパーティであった。

この日を無事に迎えることが出来たのも
圧倒的な意欲でケーキを作ってくれた嫁さん。

いつも素敵にこどもたちを見守ってくれてるじじばば。
嫁さんの親友。そしてぼくの先輩・後輩、親愛なる仲間たち。

みんなのおかげでございました。
ぼくは本当に人に恵まれていると思います。

いつもありがとうございます。
そしてこれからも宜しくおねがいします☝

*****









2012年8月15日水曜日

About Jessie.



At last,
I sent an E-mail to the President of The Walt Disney Company.

*********************************************

Dear Robert A. Iger
President and Chief Executive Officer
The Walt Disney Company

This is my first letter for you.
I know this is asking too much, but...I wish you one thing.

My name is Shunsuke Miyatake.
I'm a father of Sora Miyatake, 2 years old daughter.
We live in Yokohama, Japan.

Recently, Sora has been watching your movie,
“Toy Story”,“Toy Story 2”and“Toy Story 3”, everyday.
She loves all the characters of Toy Story ,but loves “Jessie” the most.

She will be 3 years old next Wednesday, the 22nd August.
So, I decided to buy the talking doll of “Jessie”.

I went to the ToysRus near from my house with my family 4days ago,
and she found “Jessie” which hair wasn't made from the Red woolen yarn.
She said “Jessie sets her hair solid today”.
I felt that I must find the doll of “Jessie” which hair is made from the Red woolen yarn...

Since then I've been looking for “Jessie” which hair is made from the Red woolen yarn,
talks more than 20 words in Japanese, and is the real size of movie.
However, the doll is sold out at all the shops in Japan and web shops in the internet...

I feel sorry for the situation Sora calls her doll of rabbit “Jessie”...
I think Sora will treat “Jessie” well not just as a “Toy”, but as her real “Friend” for the long time...
So, I'm at a loss...but I want Sora to meet “Jessie with Red woolen yarn”.



If you read this long boring letter, I really thank you.

Yours faithfully,
Shunsuke Miyatake

*********************************************

The only thing I can do is to just wait.


2012年8月13日月曜日

What I can't find in the Internet.



「髪の毛が赤い毛糸で出来た
映画に登場するサイズのまんまのジェシー」
通称:トイ・ストーリー コレクション ジェシー

2010年に発売されたフィギュア。
映画に出てくるジェシーが精巧に表現されてる。

特に“髪の毛がキチンと赤い毛糸で出来ている”
というところがポイント。


毛糸で出来ていないジェシー
(現在発売中)ではない。


さすがに発売後2年も経っているし
売ってない可能性の方が高いよなぁとか思いながら。

現在2歳の愛娘、昊(そら)ちゃんが
ここんとこ毎日、ジェシーの特技、ヨーデルを
「よーろれ~ぴーく~♪」と連発し(そらちゃんオリジナル)、
ちがうぬいぐるみをジェシーと「見立てて」話しかけたりしてるので
居てもたってもいられない気持ちになってしまったのだ。

しまいに8月22日(水)は昊ちゃんの誕生日。
Happy 3rd Birth Dayなわけで。

日本中のフィギュア通販/おもちゃ通販/おもちゃ専門店のサイトを
検索してみたがお目当ての「赤毛のジェシー」は売り切れ。完売。

US版を探してみたが、
英語で返事をされてもそらちゃんは「?」だろう。

僕の兄、や中高時代からの友人もフィギュアマニアのツテを
使ってくまなく探してくれたのだが結論としては「専門誌を買い」
「片っ端から電話をかける」ってことになった。

その方法は残しつつも。

時間の限られた親父としてはそそくさと
タカラトミーさんに直接メールを送ってみました。
いったいどのようにお返事が返ってくるのか…。とか
思っていたら、ものの15分でお返事を頂いた。

「大変申し訳ありませんが、毛糸のジェシーは2年前に発売されたもので
店頭に並んでいるもの以外は在庫が日本中どこにもございません」

とのことであった。あざます。

まぢかよ。
日本全国どこにも取扱いないんかい!
と思いつつ。

今度は店舗の店頭だっ!!!てことで
トイザらスさんにお問い合わせをしてみました。

「髪の毛が赤い毛糸」で出来たジェシーのフィギュアが
どこかの店舗の店頭に並んでいるかどうかをなんとか
調べて頂くことはできませんでしょうか???と。

今回はものの15分とはいかないようだ。
お問い合わせしてからまだ返事を頂けていない。

しかし。最悪のScenarioを考えてみた。

「ないんです」

…!!!? なん…だと…!?
日本全国どこの店頭にも並んでいないだと…!!!!

親父としては非常に焦った。という話。

こどものおもちゃで見つからないものなんてあるわけねーだろ!
WEBで探せないものなんてあるわけねーだろ!
…。

などなど少し思っていたが
あるね。

WEBでも見つからないもの



ちなみに。☝
もっすご高い値段がひっついたジェシー
(ピクサー本社150体限定ジェシー)
ポツンとWEB上に掲載されていたけど。
それを買うのもなんかちがう気がするし。

WEBやら発売元に問い合わせても出てこないものってのは
あるもんですな。

探してる途中で、先の友人から「コレをみてみい」
ということで少し覗いてみたが、お子さんが最強に嬉しそうだ…!!!!

うぅうぅぅぅぅぅぅぅぅおおおおおおぉぉぉおおおお・・・!!!!!
最強に欲しくなってきたっ。

そして、タカラトミーさんのHPには
「ぼくのわたしのトイ・ストーリー」というすんっっっばらスィー
コンテンツが今なお、静かにたたずんでおられた…。


本日が8月13日(月)だから。
あと1週間ちょい。そらちゃんの枕元に本物のジェシーを届けたい。

ジェシーを「おもちゃ」ではなく、大事な「たからもの」にしてくれる、
大切な「おともだち」にしてくれる、“優しい気持ち”と
“豊かな想像力”を持ってほしいんだな。

残る手段は。
「フィギュア専門誌」をむさぼり読んで
片っ端から問い合わせる作戦に全てを掛けようと思うんです。

ちなみに全世界に散らばる読者のみなさん(いねーか)。
もし、万が一お住まいのちかくのおもちゃ屋さんに立ち寄られることがあれば
髪の毛が赤い毛糸で出来た“赤毛のジェシー”が眠っていないか、
ご注意願います。


WEBで見つからないものは
自分の足と脳みそと人のつながりで
探せばいーんじゃねーか?

ということで。


特に首都圏以外にお住まいの読者の皆さま。
「赤毛目撃情報」をお待ちいたしております。

最後の最後の手段としては。

ディズニー本社さんにメールを
送ってみようと思う次第です。




2012年8月11日土曜日

Play fair.

おれは日本代表選手に対して
韓国代表選手がしようが、
イギリス代表選手に対して
アルゼンチン代表選手がしようが、
スペイン代表選手に対して
メキシコ代表選手がしようが、
ギリシャ代表選手に対して
トルコ代表選手がしようが。

同じ様に虚しい気持ちに
なると思う。逆も然り。

要はスポーツは
スポーツとして
正々堂々戦うのみ。

勝っても負けても
互いの健闘を
称え合うべき。

外で観てるサポーターも
負けたからといって
ガタガタ負け惜しみを
言うべきではないし、
勝ったからといって
相手を侮辱するべきでない。

軽い気持ちでサッカーをスポーツを
くだらない争いの火種に
使わないで欲しいと強く思う。

ただそれだけだ。

オリンピックだとか
草野球だとかステージは関係ない。

Play fair.は万国共通の理念で
あって欲しいだけだ。

2012年8月6日月曜日

Assistenza

久しぶりに。

週末8月4日(土)・5日(日)と、実家のジジババと
わが家で相当久しぶりに山中湖へlittle tripに行ってまいりました。

旅は楽しかった。
そして考えを見つめなおす非常に良い機会になった。

富士山を間近に眺めながらの
GrinPa(ぐりんぱ)では、日本最長のゴーカートやら
涼しい高原の風をあびながら観覧車に乗ったりして。

2歳の昊(そら)ちゃんと0歳の到路(いたる)くんも
想定外に楽しんでくれたようで。

親父としてはうれしい限りでございました。

宿泊したのは
XIV山中湖
メシもうまいし。
プールも広いし。
とにかく部屋から眺める
富士山が最強。
(写真は朝方の富士山
from客室)

こどもたちが
小さいうちに、
ジジババ・嫁さんと
みんなそろって、
山や海や湖や
温泉など、
大自然の中で
一緒に楽しいときを
過ごす。

出来ることなら毎週末いろんなところへ
連れて行ってあげたいなァと思う次第。

これは冷たい、これは固い。
あそこは暑い、あそこは怖い。

などなど。夏だけでなく。

子どもたちの五感をフル稼働させるような
週末の使い方を実践してこうと思います。


さて。

楽しい旅の帰り途。

車の中でジジババ嫁さんを含め
子どもの教育やこれからの我が家の住環境について
ときどき大声を出しながらディスカッションをしてきました。

30歳を目前に控え。
8月で3歳と1歳になる子どもを抱え。
“これからどうやって生活していくつもりか”と。

自分の考えの浅はかさや
思慮のなさをモロに突かれ。

非常に恥ずかしくなると同時に
自分の家庭におけるコミットの無さや
どこか他人事のような自分の姿勢を
イチから見つめ直そうと決意した次第です。

そんな矢先に。

ADK 教育プロジェクト「高校生の将来意識」レポート

が発表されていた。

概略を読んでみましたが。

“志望する大学を選ぶときに重視する”ポイントとして、
“重視度が高い項目としては、
「就職状況が良い」「希望の職業に就きやすい」
が親子とも50%以上の人が「重視する」を選んでいた”。

とのことで見た瞬間に「親子とも、かい」とか
「世知辛ェなァ」とか思ったけど。

“大学への進学理由を聞いたところ、全体では
「将来就きたい仕事のために必要だから」が58.2%と最も高く、
次いで「自分の可能性を広げたいから」47.2%、
「学びたい学問があるから」34.0%と続”いているそうで。

少しほっとしました。

そして僕の母校「サレジオ学院」の
創設者、ドン・ボスコ
提唱していた考え方を
思い出したんで少し記します。

「共にいる教育」=「アシステンツァ」
という言葉。

その中でも特に強調されているのは、

“まず、教育者自身がしっかりした
考え方と信念を持ち、
生活の手本を通して
それを示さなければならない。
実生活の証しがなければ、
教育は成立しない。”

ということ。

旅の帰り道、親父との問答の中に、

「お前は何を基本に据えて
子どもたちを育てていくのか?」

「お前が手本を示さないでどないすんねん」

「このままいけば中身のなーんもない
表層的な人間になってまうぞ」

というものがあった。

僕の人生の節目節目というか
常に登場してくる。

時に口うるさく感じることもあり。
ここまで介入すんのか?と思う節もある。

話を途中で切り上げようとするバカ息子の
首根っこを摑まえて、話が終わるまで
目の前からうごかない親父。

まさにそんな状況で
非常にイラついたがもっともな話であった。

バカ息子に「めんどくせェ」とか言われても
「いいから聞け」と黙ってでも会話すること。
心を通わせること。

これこそ、アシステンツァの精神じゃなかったか。

なんて思ったりして。


そう思うとなおさら最近の高校生が
大学に行く理由を「就職に有利だから」とは
非常に切なくなってきて。

就職に有利だから大学にいくのか?
自分の可能性を拡げたいから大学にいくのか?

とか。

大手の企業に入れば人生安泰なのか?
これからはベンチャーなのか?

とか。いろいろと考えてしまう。


さらに自分のことだけでなく、
『自分の子供をいかに育てるか/育ってほしいか』を考えると、
「こういう風に生きてェ!」とか
「こんな人間になりたい!」とか。

自分で自信を持って思えるようになるまでは、
「自分の可能性を少しでも拡げたいんだ」と
親父とおかんの目をまっすぐ見ながら自分の生き方について
真剣に語ってくれる人間になってくれるといいなと。

結果なかなか決まらないんだろうし、
一生かけて本当の意味が分かるのかもしれないんだろうけど。

そのためには、日々。
親父の背中や、両親のなにげないやり取りを
子供たちに見せながら。

できるだけ彼らのチャレンジや
可能性やのびしろを選択肢として残していけるよう、
常に夫婦で考えながら生活しようと思う次第で。

目の前にある選択肢だけでなく、
目の前にまだ表れていない選択肢も含めた様々な道の中から
友達や。仲間や。家族とも深く交流しつつ
自分の考えを深め、自ら選び創っていく。

そんな人間になってくれれば。
とか言いつつ自分こそそんな風に生きていければ。
とか思うのでした。

教育の一番大切な、一番難しいところは、
信念を育てること、生きる意味を悟らせることである。


くそー。むじいぜ。





2012年7月19日木曜日

Market Design.



『日本の難題をかたづけよう』
光文社

を読み掛けてる。

初っぱなからムズいんだが。
第一章の“マーケットデザイン”
という考え方がおもろく。

安田氏の若くして
自由に理論と実践を
行き来出来るのが羨ましく。

得意のメモでしょ。

そもそもマーケットデザインてのは
経済学の最先端のハナシで。

『現実の市場や制度を修正•設計
していく新しい分野』だそうだ。

例として。

★周波数帯
★バスのルート
★研修医のマッチング
★ロースクール卒業生マッチング
★腎臓交換メカニズム
★公立学校選択制

など。

国内外の実例を取り上げつつ。
経済学の知見やアイデアが
社会制度に影響を
及ぼし始めてるよってことを知った。

そして、そのマーケットデザインは、
『経済学、特にゲーム理論や
メカニズム理論などで得られた
最新の知見を活かして、
現実の経済制度の修正や設計を
行う新しい研究分野』だそうで。

伝統的な経済学⇩
●制度は与えられたもの
●完全競争市場を分析
●需要と供給
●市場に任せりゃうまくいく
→法律/習慣/規範や政府の役割を過少評価(机上の空論?)

一方。

マーケットデザイン⇩
●制度をイチから設計
●完全競争市場から離れた経済制度を分析
●ゲーム理論
●様々な市場の失敗
→市場を機能させるための制度設計が重要(実践的応用!)

という違いがあるとのこと。

特に大学のときに
寝ながら聴いてた
ゲーム理論の話は
どーせ眠ぃ話だろ?
と思ったが。

プレーヤー、戦略、利得の
三要素を用いながら
囚人のジレンマ、チキンゲーム、
経路依存性の話が展開され。

自分の分析したい対象に合わせ
ゲームの構造を定式化すりゃ
分かりやすいってことを
卒業後八年経ち初めて理解。

寝てても卒業できたことに感謝。

とはいえ。
理論を理論として理解するんじゃなく。

なんかしら社会現象を
切り取ってゲームとして定式化したりしたときに。

出てきた結果や予測を現実とすりあわせて
的外れや机上の空論でないかをcheckするプロセスが大事。

だし、ゲーム理論にできるのは
分析や比較でしかない、という安田氏に感謝。

マーケットデザインの視点には
更にメカニズムデザインという
制度設計のための理論の話が
必要なんですと。

ゲーム理論が、
社会的な分析対象、環境を定式化するのに対し。

メカニズムデザインは
★社会において達成したい目標
★その目標が達成可能かを判定
★具体的なメカニズムを設計

するんだということで、
イチから制度設計するための
考え方と聴いて寝れなくなる。

『市場を創る:バザールからネット取引まで』
なんていう粋な本まで紹介された。

新しい経済理論が幅広く
実践されていく中で大事な
3つのポイントも紹介された。

★市場の厚み
★混雑回避
★安全性、シンプルさ

こっからがムズい。

マスキン定理と、
マスキン単調性が登場。

八年ぶりに寝そうや。

しかし。

『個々のメンバーから集めた
メッセージに応じて結果を定める』
ってプロセスがメカニズム、
仕組みなんだよと。

制度がどうやって機能するかの
ルールみたいなもんだよと。

うまくルールを決めて、
メンバーが嘘をつかずに運営者に申告しつつ。

最初に決めた目標を
達成するかがキモだそうだ。

マスキン単調性を満たさなければ
どんなメカニズムを以てしても社会目標は達成されず。
満たしてさえいれば達成されるという。

ソロモン王のジレンマって話と
出版社のジレンマって話と。

目標が達成されない、マスキン単調性が満たされない
例として展開した後に。

いかに最悪の事態を避けるか。
という温かい方法を紹介された。

参加メンバーを増やす。
目標達成基準を変える。
結果の可能性を増やす。

など。
マスキン単調性を満たす方法を探すってこと。

改革する社会工学としての
マーケットデザイン。

渋し。

流行りのCAMPFIREとかREADY FOR?とかCOLORFUL BOARDとか。

知ってか知らずか。
マスキン単調性、満たしまくってるね。

この世の中の
いろんな制度設計の実務に
飛び込んでこーぜ!って。

素敵なお話でした♩


2012年7月17日火曜日

What is Global Person?





『秋入学と人材育成を考える』シンポジウム
とやらに参加してきた。

秋入学のハナシよりも人材育成を考える
パネルディスカッションの中身が興味深かったので記しときます。

以下、パネルディスカッション参加者。

古川元久氏:国家戦略担当内閣府特命担当大臣
・葛西敬之氏:東海旅客鉄道株式会社代表取締役会長
・小島順彦氏:三菱商事株式会社取締役会長
・清水孝雄氏:東京大学理事副学長
・早坂礼子氏:産経新聞東京編集局経済本部編集委員

名前を見るだけでもそうそうたる面子
がそろったなという感じでしたが。

各人。
産官学を代表する方々で。
中身も充実してました。


古川氏曰く。
今までは正解があるものを覚える教育をしていた。
いま求められているのは正解がない問いにたいしてどう正解を導くか
小学校・中学校の時代から答えのない中でどう考えるか。

大学教育/企業の採用そのものを考え直す必要がある。と。


いくつか印象的なお話を。


【まず。グローバル化が進む世の中で日本人に必要な要素って?】

以下3つの大事なポイントがあると。

①外向き(積極進取)の気性
→独立自尊・ルールを創る・自己評価する


『実学』と『人間学』
→教室では教えられない人間交流・読書・自然との交流

特に小学校からお受験体制におかれ、
中高一貫校で育つという典型的(?)な日本の教育環境では、
準備に時間を取られすぎていて実学どころではない。とのこと。

小学校~中学校の間に人間学の種がまかれているので
初中等教育期に十分な時間を割くべきだと強くおっしゃっていた。

小さい時からの読書、できるだけ子供に自由な時間を与えてあげること。
特に教室の中では体得できないことに時間を割くべきであるとのこと。

また、「人につくし社会につくし国に尽くす」ということを
若いうちに心の中に育んでおくことは非常に重要であるとされていた。


③異文化に対する理解と日本人としてのアイデンティティ

→多様な価値観を十分理解し、一方では自国の文化・歴史を理解し
話せる教養教育・自己の確立。


自分のビジネス以外(歴史・文化・教養など全世界共通のベース)
では話題がないというのでは一緒にいて意味のある人間として認識されない。



これは小島さんのいう
「国際的なステージでも自分の言葉で毅然として議論ができること」

にもつながるのだが、何はともあれ。
「自分の考えていることをしゃべるということが一番大事」。
自分の考えていることをとにかく話すことが英語なんだとおっしゃっていた。


事実、アメリカに転勤していた時は
部下がハーバード・スタンフォードという超優秀な人材だったとか。
上がってくるレポートに対してイチイチ細かく注文をつけたことで
「この人は自分の意見を言う人なんだ」と認識されていたとのこと。
自分の意見をしっかり話すことが一番重要だと力説していた。

ダボス会議では
(毎年議長にとってのテーマは話しすぎるインド人にいかにしゃべらせないか、
いかにしゃべらない日本人にしゃべらせるか)
日本人の小島さんが質問していること自体が珍しがられたとのこと。

「自分の意見をもつ×しっかりと主張する」
ことを若いうちから鍛えておいてほしいとのことであった。

うまく話せることよりも、自分の中身(コンテンツ)を伝えられるか
の方がよっぽど重要であるということであった。


【じゃあ。グローバル人材を育てるために何が必要か?】

小島さん曰く。今の日本社会では
●どうしたら受験に成功するか?
●どうすれば就職活動に成功するか?
●どうすれば失敗なく成功するか?
そんなことを考えている人ばかりだと。

大学が就職予備校みたいになってきている。

そんななかで。

そもそも小中高の教育現場に経験豊かな社会人が
入っていくのはどうなのだろうか。
という小島さんのアイデアは非常にフレッシュなものだった。
60を過ぎた方々に自分の経験を生かして頂くための場所を提供するって話。

たとえば土曜日を社会人講演の場とする。とか。
小中高校時代から「思う・考える」機会が増える。生徒の目が変わる。
社会が世界がどうなってるか、両親のためにもなるやろうなと。

大学生にとっても展開可能なお話で。
Rate Specialization.(専門家になんのは後でいいんじゃねーかという考え方)
にとっても後押しになりそうなアイデアだった。

こんな意見をお話される三菱商事では当然のごとく、

「グローバル研修制度」
(入社後8年目までの社員に半年~1年間途上国に転勤するという仕組み)

が整ってる。

たくましい若手社員が育つように
グローバルビジネスを肌で体感してもらおう!というお考えだ。
洒落とる♪

初等教育の重要性という意味では。
葛西さんは、子供たちが都会化し、
人間関係が希薄化していることを危惧し海陽学園を創設したとのこと。

いま失われている「経験」を取り戻す仕組み。
人間が接触しながらお互いにどういう気持ちをもっているか。
世の中に出たときに物怖じしない/位負けしない人間を育成しているのだそうだ。


【秋入学と就職活動について少しだけ】

とはいえ。企業の皆さんは。

秋入学を東大が始めるといったところで
いきなり日本の国際競争力が高まるわけじゃないけど
今後の教育システム/社会システム/日本の人材強化を変えていく
きっかけにはなるんじゃない?ぐらいのお考えだった。

入学/資格試験のあり方。
修業年限の柔軟化。
教育の充実。
研究面のパフォーマンス。
春季の一括採用など。
今まで普通だったことを考え直す非常にいい機会であると。

学校がこういうことを考えていると聞いて
産・官もしっかりと議論すべき。
とは三菱商事の小島さん。

これからは特に国籍を超えた議論ができるだけの精神的なたくましさが必要で。
大学だろうと修士だろうと、その基礎さえ身に付けていれば良いんだと。

大学卒業後いきなし即戦力なんて求めていないと。

そんなことで悩むよりも学生自身は
大学入学前のGT(ギャップターム)をいかに使うかを悩み。

教育機関も企業も若い世代が海外とコミュニケーションしやすい
環境をいかに創っていくかを悩むべきだと。


・・・ということで産官学+自分も自己改革にいそしむべし。

桃李言わざれども下自ずから蹊を成す。
でございますな。








2012年7月4日水曜日

Hub.





今日はツーカイ
清原さんとお互いの
頭の中のことを話した。

先日のCOYOTE CLUBにて
初めてお会いしたのだが、
場所に似つかわしくない
散歩帰りのラフな出で立ちで。

変わった方もいるもんだな
とか思ってたら。
本当にアメフトの
練習帰りだった。人だ。

リクルート→Yahoo!→旅→ツーカイ
という“Drift career”の持ち主。

およそ一回り歳上なのだが
年齢を全く感じさせない。

曰く。

アメフトの練習を通じて
学生に人としての生き方や道を
教えているから、道場と呼ぶ。

一つひとつの練習を
稽古と呼ぶんだそうだ。

普段は別々の大学で
アメフトをしている学生も
道場では同じ門下生となる。

ただ、ひとたび試合となると
互いの学校の誇りに懸けて
真剣勝負を繰り広げる間柄だとか。

そんな間柄にも関わらず。
就職活動や仕事の話となると、
互いに全く話をしないらしく。

挙句。

『そんなハナシをしてもいいんですか?』

とか聞くんだそうだ。

僕はキヨさんから
この話を聴いて非常に驚いた。

アメフトを通じて
切磋琢磨する間柄で。

『働く』とか『生きる』
なんて話は暗黙の了解で
お互いにしないって空気が
漂ってるなんて。

『しても良いかどうか』は
自分で決めれば良いコト
じゃないかと思ったりして。

恐らく。
所謂シューカツカチグミとか
ユーシューソーからすると、
彼らは話になんねーとか
一笑にふされるんだろうな。
と。

ただ。

就職活動に勝つとか
優秀/一般の違いとか
カスみたいなもんだと
改めて思った次第で。

所謂外資金融、外資メーカー、
外資コンサル、総合商社、
大手広告会社から年内内定を
貰っちゃうような先輩が居て。

一方で。

自分のやりたいことや
希望や企みを語ることも出来ず
夜な夜なTwitterで独り言を
言っちゃうような先輩が居て。

真逆に見えて本質的には
どちらが勝ちとか
全くもって無いなと。

先にやりたいことを見つけたか
まだ迷ってて決められないか。

ぐらいの違いでしかなく。
就職活動という
小さな世界の話でしかなく。

とはいえ。
スペインで起こった金融危機が
次の日には極東にまで影響する
ような先読み出来ない時代に。
人生80年!とか言われたら。

自分の将来を考え、
自分の生き方を意識して、
奇人変人含め幅広く
大人から子供まで人と交流し、
自分なりの生きてく観、
就業観ってやつを築き上げ
自分の言葉で独自の論旨を
自由に展開出来とかないと。
ヤベーのかもしれない。

それって。
就活生だけの話ではなく、
小学生でも中高生でも
チーマーでもひきこもりでも
サラリーマンでもシニアでも
あてはまりそーな話で。

『自分のやりたいこと』
について迷ったり。見つからなかったり。
知らなかったりする人全員に、
考える『場と機会』があるといいね!と。

そうして『格差』
とかいう曖昧な言葉は
消え去って『違い』が
愉しめる世の中になると
ますますといいね!と。

『やりたいこと』が
自分なりに見つかったとき
それを深めていく方法は沢山
あるんじゃねーかと。

短期間で達成出来てしまうのか。
一生かけても達成出来ないのか。
人によってやりたいこと具合も違ってくるし。

会社に入れば出来てしまうのか。
NPOやNGOで出来てしまうのか。
個人でしか出来ないことなのか。

『就職』は1つの選択肢で、
『旅にでちゃう』とか、
『事業つくる』とか、
『お金あつめる』とか、
『WEBサービス創る』とか。

自分のやりたいことを
達成する道もその長さも
人それぞれあって
全然良いはずで。

ほぼ『企業への就職』のみが
大学や専門学校、高校卒業後の
唯一の道になってしまってる
ってのはどうなんだろうと。

“dropout”すると
二度と這い上がれない社会の
仕組みってことなんやろか。

自分のやりたいことに
挑戦してみた結果。
ダメでしたーって場合、
すぐ軌道修正して
立て直せばいいよって
考えながら動いてる人もいる。

『Wantedly』
仲さんは三日坊主をすゝめ。

『連続起業家』
家入さん。

『よる昼』
高木くん。

『働き方研究家』
西村さん。

憧れのパイセンに会える!
繋がる!交流できる!と
言われて行った先が、
所謂『就活勝組』のパイセン
しかいないってのもおかしなハナシで。

ライフネット生命
出口さんが言ってたそうだが

『チンギス•ハンは帝国内では
自民族以外の民族とも平等に接し、同じ扱いをした』

と。

まさにdiversityの世界を体現してる。
あらゆる人のHub.になったチンギスハン。

ガッチガチに固まった道しか選ばない
選べないという小さな世界から抜け出して。

「こんな生き方やこんな働き方もあるんよね」
ってのを学生を中心に社会人やニート、
ヤンキーやひきこもりも一緒になって
愉しめる場所と機会を
全力で創っていきたいなーとか。
そんな人(Hub.)になりたいなーとか。

むにゃむにゃ考えるいい時間でした。






2012年7月3日火曜日

替えの効かない仕事。




昨年の術後、
だいぶ痩せた。

親父と僕は月に一度、
ふらっと昼メシを一緒に
とることにしていて。

ここのところ約1年間
おやすみしていたが、
昨日の昼。復活した。

親父の仕事場は品川。
海運の仕事をしている。
そこからわざわざ
僕の仕事場、東銀座まで
出て来てくれたりする。

復活記念に
親父と僕は「うなぎ」を
チョイスした。

鰻屋「登三松」。

約1年前も同じような
蒸し暑い日に暑苦しく
話しながらうなぎを
食った場所だった。

おかんの話や
僕の家族の話。
お互いの仕事の話など。
ひさびさに親父と少しだけ
ゆっくり話した。

Keep it on.とのことだった。

うなぎを食った後は
コーヒーショップ<喫茶店
の親父と古びた店に入った。


親父の仕事=海運。

曰く、AUSやNZなどを
中心にしたニッチな
航路をmanageしていたが、
このたび「顧問」という
肩書きが付いたと。

僕はすかさず聞いた。
顧問って何をすんのか?と。

親父曰く。
要はゆっくりしといて下さい
ゆうことやと。

海運の仕事も
オモロいけどな、
もうやり切った感じするわと。

ときに海運の仕事は、
扱うモノは違えど。
広告会社の仕事に少し似ている。

クライアントとユーザーの
間に入り。

●荷物(メッセージ)を
●効率的(魅力的)に
●最適経路(接点)で
●最適時間(タイミング)で
●届ける(伝える)か

をplanningし実施すること。

信頼の積み重ねが
仕事に繋がるということが
非常に大切にされる仕事。

海外への出張も国内出張と
同じようにあり、
需要があれば新規航路を
ぶち上げることもある。

非常にやりがいのある仕事だろうと思う。
その業界でカレコレ30年以上。

その親父が
「安い賃金で高オペレーションの国」の人間に
取って代わられる仕事になってきた、と嘆く。

海運大手のMaerskや、MSC
ほとんどの仕事が流れ、
中堅以降の企業にとっては非常に厳しい時代だと。

親父の会社のように大手が
手を出さないような
特殊な航路やニッチな航路で
生き延びるしかないと。

社内業務においても、
昔はバリバリ言わせていた
海運マンが行ってきたことも
最近は様変わりしてきており、
派遣やオペレーターに移行しているという。


ただ。と。

時代が変わっても海運マンとして
第一線でやってきた人間は
不要かというとそうでもない。

●海外との特殊交渉
●企業の方針を示し実践する

ことにおいては、オペレーターの
マニュアル化した業務とは
一線を画す。


録音された声を聴いて
オーダーをする企業もあれば、
やっぱり直接人と話をして意見を交換し、
納得してオーダーするという企業もある。


そこに人がいるかどうか。

積み重ねた地道な実績と信頼が
人をつなげ、新しい仕事に続いていく。

ただし、過去のやり方や方法に
とらわれてばかりでは
船と同じく沈んでしまう。

時代に合った方法を
取り入れるべき領域や業務もあるので
人をベースにその時々で
柔軟に対応していくことが出来ないといかん。

そして。

対応できない人間が取って代わられ、
柔軟に対応していく人間の仕事だけが
替えの効かない仕事になる。

10年先に自分がどんな仕事をしているか
をイメージしながら仕事に精を出せ。とのこと。

そんな親父は、
今年で引退する可能性が高い。

おかんとふたり。
余生を楽しめるだけの金銭的余裕と
知的欲求を満たすために、
司法書士や行政書士の勉強を始めるとのこと。

それは今までの仕事以上に
替えの効かない仕事だわな。

しかし。弁護士でも替えが効く仕事になってきているとも聞く。
いったいどんな仕事が残っていくんだろうか。


Anyway,thanks. 親父。













2012年6月30日土曜日

ある日の送別。


今晩は、ぼくの所属している
人材開発本部のメンバー三人を
潔く送り出す会を催しました。

送別会。
いつもと少しでも違うやり方に
したいなぁと思いまして。

今年の採用激アツコンセプト。
『SO℃IAL』の熱を
適用しない手はないなと。
いうことで。

『会ってはなすのが、
いちばんソーシャル。』

を会の思想として
掲げてみました。

いつも通りでいきますと、
幹事が主賓のMovieを作り、
参加者がそれを観て楽しむ。

ぐらいの感じだと思うんすね。

でもそれって。
幹事任せといいますか。

みんなで会を催してる感が
ないんすよね。

やるならみんなでやりたい!
し、
同じアツさでお三方を
送り出したい!ってことで。

人材開発本部の皆さんから
お三方に対して一言ずつ
コメントを頂き。

いちいち、コメントの背景。
理由。意味。を聞きながら
インタラクティブな
会にしてみたのであります。

蓋を開けてみりゃあ、
いつもとあまり変わらない
気もしますし。

ものすっごアナログな
やり方に思えるんですが。

敢えて本部長も室長も
ベテランも新米も混ぜこぜ
にしながらひとりひとりに
いちいちツッコミを
入れることで。

会に参加してるひと
全員が巻き込まれる
と言いますか。

なんか全員が参加してる感が
いつも以上に感じられたんす。

いつもとおんなじやり方を
内容だけ変えてやるってことは
すげー簡単。

けど、送り出す気持ちが
足りない気がして。

いつもと違うやり方に
トライしてみて。

どーなるか分からないし、
不具合もありながら
初めの一歩を踏み出してみる
ってことで、参加者の
熱を引き出すと言いますか。

結構勇気がいるんだけども。

みんながどうなんの?
次はなんなの?
みたいに前のめり、かつ
楽しみにしちゃうんじゃ
ねーかなと。

やっちゃうよね。

仕事でもないんですが、
送別会。でも新たなやり方を
試してみたいんすね。

今日の送別会。
いつもに比べりゃ
出し物もこじんまりしてた
気もしますが。

参加者の前のめり具合は
いつも以上やったなと。

結果、二次会も
誰ひとり寝ることもなく。

無事に高いボルテージを
保ちながら閉幕を迎える
ことができました。

ニロサン。
林さん。
あっこさん。

どこに行こうが
一緒にお仕事をした仲間です。

会社、仕事、環境、
これからは別々になりますが
引き続き何卒宜しく
お願いしますねっ♩

素敵な時間を
ありがとうございましたっ。

2012年6月29日金曜日

COYOTE CLUB.


今晩は、学生ではなく。
社会人。

それも会社を代表する
人事の方々の前で
トークセッション形式で
お話をさせて頂きました。

COYOTE CLUB
という会員制のビジネス
クラブにてADK SO℃IALの
お話を炸裂させて
頂いたわけです。

印象的ですが、
これからミヤタケが
したいこと。
について話したコトを。

皆さんが予想以上に
真面目に聴いて下さっていた
ことがイチバン嬉しく。

採用って人事だけじゃなく。
会社のエネルギー源に
なる若い才能に。
会社全体で投資すること
ですよね!とか。

学生は世論に振り回されて
自分のことなのに
働くとか生きるとか。
考える機会に恵まれてない
気がしてます。とか。

じゃあ、インターンとか
研修とか説明会とか、
同じ思想を共有できれば
別に会社の枠を超えて
一緒に考えてもいーよね!
とか。

働く?生きる?どーゆー
人間になりたい?とか。
もっと泥臭く語り合う機会を
年次問わずできねーか?とか。

ミヤタケ的妄想の
世界のハナシに面白い!
一緒にやりたい!
と賛同してくださる方々が
予想以上に多く。

なんだかこれから
ますます楽しみだなぁと。

日経新聞の経済部の記者さんも
近年の雇用環境や就職意識に
ついて問題意識を抱えておられ。

世の中に不器用ながら
働くって?生きるって?を
社会人や学生を混ぜ込んで。
マジメに考えてもらったり
問うたりする機会を
増やしていけそうな
気がしたのであります。

少しだけ緊張しましたが
こういう機会には積極的に
自分の考えてることを
丸出しにするといいなと。

自分の考えてることが
世の中的にどうか?
を知ることができる非常に
有意義な時間となりました。

こんなクソ人事に
ハナシをさせてくれた
COYOTE菊池さん、竹村さん。
本当に有難うございました。

引き続き。
宜しく企んで参りましょう。

2012年6月25日月曜日

Street-smart


今日はchikirinの日記に
そうだよね。ってことが
書いてありましたよ。

http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/touch/20120623

“人格や人生を規定するのは、小さい頃から「何を学んで来たか」ではなく、「どんな身体的な体験をしてきたか?」”

ですって。

まさにそうだよねーと。

自分たちには出来なくても
我が子たちには出来るだけ
多種多様な体験を
させてあげたいなと。

喜怒哀楽の感情。
悔しさ、恥ずかしさ、怖さ、
嫉妬や尊敬なんてキモチも。

とくにiPadやiPhoneで
フルビジュアライズされた
デジタルの虫や植物を
観るのが好きな娘。

現実の虫を観ると、
予想外に驚いたり、笑ったり。

少し間違えると
小さな生き物を捻り潰したり。

でも、一度体験すると
忘れなかったりして、
二度と同じことはしない。

ハチの黄色×黒を観ると
怖くて逃げ出したりする。

いつでもどこでも
とっても便利で簡単な
デジタルツールに
慣れ親しみ過ぎると。

いつしか自分で本を読むとか
自分で虫を捕まえるとか
しなくても、全て分かった
気でいるような。

イケスカナイ人間になるかも
しんねーなと思った。

Base:live,real体験
+α :virtual,digital体験

なんてことを
考えていると。

世界を股に活躍中の後輩が
こないだ話していたコトを思い出す。

“Stseet-smart”だ。

通常は『世慣れた』とか
『厳しい都会で生きていく知恵がある』とかって意味らしい。

が、その後輩曰く。

現在。
仕事とは別にSocial Businessに
興味があり、Micro Financeの
仕組みを利用してBOPの支援を
しているとか。

普段のコミュニケーションの
仕事で得た知識や知恵や経験を
別の場所にも展開してると。

でも。
最初は全くの門外漢で。
分からないことだらけだったらしい。

でも面白いテーマだからと。
その分野の専門家と
何度も意見交換したり、
アイデアを出したり、
話し合ったりしてるうちに
自分でも考える幅が拡がり、
活動にも参加しやすくなり。

今では更に有意義な
仕組みを創れないか
模索してるんだとか。

これを1つの例として
教えてくれたのだけど。

自分が知らないことでも
貪欲に“体験”して、
単なる“知識”としてではなく、
生きた“知恵”として吸収する。

吸収した“知恵”を生かして
また別の“体験”をしにいく。

そういう姿勢のことを
“Stseet-smart”っていうらしい。

子どもたちに教えて
あげたい言葉に入れとくわ。

2012年6月24日日曜日

国内選手枠という考え方。


今夜のFOOT×BRAIN

ブンデスリーガの仕組みを
今更ながら拝見。

見習うべき点が相当数。
リーガ全体、各クラブ、
プレーヤー、サポーター。

あの国じゃ。
サッカーに関わる人
みんなが良くなる仕組みに
なってんだー。

金満クラブばかりの
リーグよりヤッパリ
おもれーもの。 

バルセロナで感じた
SOCIOばりに
国内選手枠ってのは
粋な制度だなと。

古臭ぇハナシ。
15〜20年前の
外国人枠に規制があった
時代の海外リーグの試合は
何を観てもおもろかった。

だからこそ『世界選抜』って
夢みてーな話だったし。

アジアからは
KAZUが出てくと
ジャパンマネーとか言われて。

妙に悔しがったりしてた。

毎日が世界選抜みたいな
チームの試合は1つ1つの
プレイには唸っても。

試合結果には唸らない。

常に勝ちが当たり前になると
最初は興奮しても続かない。

どっかの国の
人口数万人程度の
貧乏オラが街クラブが
常勝軍団を倒すことほど
粋な展開はないよなーと。

GIANT KILLINGが流行り、
おもれーとか言われるのも。

随所にそこらの精神が
散りばめられてるからかもね。

グローバル化が進展し。

サッカーの世界と同じく
ビジネスの世界でも
優秀な人材が好条件を求め
更に適当な環境へ進むのは当然だ。

クソみたいに硬直した
国粋主義もお門違い。

グローバルまみれの
メルティングポットも勘違い。

両者の良きポイントをブレンドした
グローカルあたりが丁度良い。

最強人材がいつどこから
自分の隣にやって来たとしても。
次の試合に出続けるには。

自分の頭と腕と心と覇気を。

常に太刀打ち出来るよう
しなやかに磨いておかねぇと。

2012年6月23日土曜日

積み重ね。


今夜はリアルな
『縁』や『繋がり』を
目の当たりにし。

心底気持ちを揺さぶられた。

受け付ける人。
写真撮る人。
話す人。
魅せる人。
感謝する人。
振り返る人。

全ての人が
今日の主役と確実に
『繋がって』いた。

いっぽー。

帰り途にTwitterやFacebookを
眺めていると。

各々『シェア』だ『晒し』だ、
『独り言』だ『ブロック』だと。

いつもはいちいち
気にも止めないような
どーでもいいハナシが
いちいち目についた。

色々と考えたけれど。
彼ら彼女らは。

とにかくすげー
寂しいんだろうなと。

『繋がる』ってなんだい?って。

ツールやTechが発達して
ボタン1つで人と繋がることが
出来るようになった。

反面。

同じく『うぜえ。』とかで
ボタン1つで人を否定したり
消せるようにもなった。

便利だけども
とっても人間臭くない。

超機械的で
カスみてーな繋がり。
カスみてーな関係。

そんなヤツに限って
評価経済とか。
社会資本とか。

どれだけ豊かな人間関係を
築いているか、いけるかが
キーな時代よ、とか言われても。

今夜の主役ほど。
人を大切にしたり、
気持ちをさらけ出し合う仲間や
先輩後輩が周りに居る人間は
ほぼ居ないように思えた。

ツールやTechが発達してようが
してなかろうがこの人には。

支え合う仲間が周りを取り囲んで
居ただろうし、現に居るよねと。

良いこと、悪いこと。
全て積み重ねてきた結果。

考え。悩み。泣き。笑い。

楽を求めず
苦を厭わず。

10年間走り続けた男の
生き様を見た。