2012年7月4日水曜日

Hub.





今日はツーカイ
清原さんとお互いの
頭の中のことを話した。

先日のCOYOTE CLUBにて
初めてお会いしたのだが、
場所に似つかわしくない
散歩帰りのラフな出で立ちで。

変わった方もいるもんだな
とか思ってたら。
本当にアメフトの
練習帰りだった。人だ。

リクルート→Yahoo!→旅→ツーカイ
という“Drift career”の持ち主。

およそ一回り歳上なのだが
年齢を全く感じさせない。

曰く。

アメフトの練習を通じて
学生に人としての生き方や道を
教えているから、道場と呼ぶ。

一つひとつの練習を
稽古と呼ぶんだそうだ。

普段は別々の大学で
アメフトをしている学生も
道場では同じ門下生となる。

ただ、ひとたび試合となると
互いの学校の誇りに懸けて
真剣勝負を繰り広げる間柄だとか。

そんな間柄にも関わらず。
就職活動や仕事の話となると、
互いに全く話をしないらしく。

挙句。

『そんなハナシをしてもいいんですか?』

とか聞くんだそうだ。

僕はキヨさんから
この話を聴いて非常に驚いた。

アメフトを通じて
切磋琢磨する間柄で。

『働く』とか『生きる』
なんて話は暗黙の了解で
お互いにしないって空気が
漂ってるなんて。

『しても良いかどうか』は
自分で決めれば良いコト
じゃないかと思ったりして。

恐らく。
所謂シューカツカチグミとか
ユーシューソーからすると、
彼らは話になんねーとか
一笑にふされるんだろうな。
と。

ただ。

就職活動に勝つとか
優秀/一般の違いとか
カスみたいなもんだと
改めて思った次第で。

所謂外資金融、外資メーカー、
外資コンサル、総合商社、
大手広告会社から年内内定を
貰っちゃうような先輩が居て。

一方で。

自分のやりたいことや
希望や企みを語ることも出来ず
夜な夜なTwitterで独り言を
言っちゃうような先輩が居て。

真逆に見えて本質的には
どちらが勝ちとか
全くもって無いなと。

先にやりたいことを見つけたか
まだ迷ってて決められないか。

ぐらいの違いでしかなく。
就職活動という
小さな世界の話でしかなく。

とはいえ。
スペインで起こった金融危機が
次の日には極東にまで影響する
ような先読み出来ない時代に。
人生80年!とか言われたら。

自分の将来を考え、
自分の生き方を意識して、
奇人変人含め幅広く
大人から子供まで人と交流し、
自分なりの生きてく観、
就業観ってやつを築き上げ
自分の言葉で独自の論旨を
自由に展開出来とかないと。
ヤベーのかもしれない。

それって。
就活生だけの話ではなく、
小学生でも中高生でも
チーマーでもひきこもりでも
サラリーマンでもシニアでも
あてはまりそーな話で。

『自分のやりたいこと』
について迷ったり。見つからなかったり。
知らなかったりする人全員に、
考える『場と機会』があるといいね!と。

そうして『格差』
とかいう曖昧な言葉は
消え去って『違い』が
愉しめる世の中になると
ますますといいね!と。

『やりたいこと』が
自分なりに見つかったとき
それを深めていく方法は沢山
あるんじゃねーかと。

短期間で達成出来てしまうのか。
一生かけても達成出来ないのか。
人によってやりたいこと具合も違ってくるし。

会社に入れば出来てしまうのか。
NPOやNGOで出来てしまうのか。
個人でしか出来ないことなのか。

『就職』は1つの選択肢で、
『旅にでちゃう』とか、
『事業つくる』とか、
『お金あつめる』とか、
『WEBサービス創る』とか。

自分のやりたいことを
達成する道もその長さも
人それぞれあって
全然良いはずで。

ほぼ『企業への就職』のみが
大学や専門学校、高校卒業後の
唯一の道になってしまってる
ってのはどうなんだろうと。

“dropout”すると
二度と這い上がれない社会の
仕組みってことなんやろか。

自分のやりたいことに
挑戦してみた結果。
ダメでしたーって場合、
すぐ軌道修正して
立て直せばいいよって
考えながら動いてる人もいる。

『Wantedly』
仲さんは三日坊主をすゝめ。

『連続起業家』
家入さん。

『よる昼』
高木くん。

『働き方研究家』
西村さん。

憧れのパイセンに会える!
繋がる!交流できる!と
言われて行った先が、
所謂『就活勝組』のパイセン
しかいないってのもおかしなハナシで。

ライフネット生命
出口さんが言ってたそうだが

『チンギス•ハンは帝国内では
自民族以外の民族とも平等に接し、同じ扱いをした』

と。

まさにdiversityの世界を体現してる。
あらゆる人のHub.になったチンギスハン。

ガッチガチに固まった道しか選ばない
選べないという小さな世界から抜け出して。

「こんな生き方やこんな働き方もあるんよね」
ってのを学生を中心に社会人やニート、
ヤンキーやひきこもりも一緒になって
愉しめる場所と機会を
全力で創っていきたいなーとか。
そんな人(Hub.)になりたいなーとか。

むにゃむにゃ考えるいい時間でした。






2 件のコメント:

  1. 初めまして、ブログを読ませていただきました。
    かっこいい言葉を並べてらしいことを書くオトナよりも、
    何倍も何十倍も説得力があって、読んでいて引き込まれました。

    自分の将来を考え、
    自分の生き方を意識して、
    奇人変人含め幅広く
    大人から子供まで人と交流し、
    自分なりの生きてく観、
    就業観ってやつを築き上げ
    自分の言葉で独自の論旨を
    自由に展開出来とかないと。
    ヤベーのかもしれない。

    その通りですね。
    やるべきことから目をそむけ「私の本当にしたいことはこんなことじゃないから」言い聞かせては幼稚な絵空事ばかり描く自分が恥ずかしくなりました

    ですが、やる気や情熱があり、真面目で誠実な人も
    ただ不器用で、自分の思いを言語化することが苦手なだけで、門前払いされてしまうようなこの社会は少し寂しいと思いました。

    こんな風に愚痴としてでしか自分の胸の内を語れないのは
    私がまだまだ甘ったれだって証拠ですかね。

    そらちゃんといたるくんが私と同じ歳になる頃には日本が少しだけ変わってるといいです。
    というか、お二人は自分の在りたい姿を常に思い描いて生きていける立派なオトナになりそうですね8-> 

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    1. iamsayusayuさん。
      こんにちは。はじめまして。
      はじめてこのブログにコメントを残してくれた人です笑。

      これはぼくのひとりごとみたいなもんなんで。

      >ですが、やる気や情熱があり、真面目で誠実な人も
      >ただ不器用で、自分の思いを言語化することが苦手なだけで、
      >門前払いされてしまうようなこの社会は少し寂しいと思いました。

      やる気や情熱があれば、多少言語化されてなくても
      人を巻き込んでいくことが出来ると思いますよ。
      ただ、真面目で誠実な人は世の中ゴマンといるので
      それだけでは伝わらないかもしれないですね。

      >こんな風に愚痴としてでしか自分の胸の内を語れないのは
      >私がまだまだ甘ったれだって証拠ですかね。

      なんとなく、言いたいことはあるけど
      うまく伝えられない、のであれば伝わるまで書いてみたり
      言ってみたりしてみるといいかもしれません。

      ぼくも偉そうなことは何一つ言えませんが!笑
      なにせ「帰国子女?」と疑われるぐらい話すのがヘタクソです。

      >そらちゃんといたるくんが私と同じ歳になる頃には日本が少しだけ変わってるといいです。
      >というか、お二人は自分の在りたい姿を常に思い描いて生きていける立派なオトナになりそうですね8-> 

      そうですねー。彼らには僕や嫁さんが歩んできた道以上に
      様々な選択肢の中から自分で「決める」「悩む」「考える」
      きっかけを提供したいとは常に思っています。
      社会や世界が・・・という前に自分がどうしたいか決める。
      それがイチバン重要な気がしています。
      特にこれからの時代を生きていく子供たちには
      その力や考え方が必要になってくるでしょうね。

      またなにかコメントがあればいつでもどうぞ♪

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